生活習慣病
高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などの治療を対象としています。
これらは将来、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などを引き起こす可能性があり、致命的な病態となる前に、予防することが必要です。食事の見直し、運動習慣の改善が大切になってきますが、投薬による治療も必要に応じて考えていきましょう。
🩺 高血圧
病気の概要
血圧が慢性的に高い状態が続く病気です。
自覚症状が乏しくても、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病のリスクを高めます。
運動・食事療法
運動療法
- 速歩などの有酸素運動を行う
- 息が弾むくらいの強さで、話はできる程度を目安にする
- 無理のない範囲で、毎日少しずつ続けることが大切
食事療法
- 塩分は1日6グラム未満を目標にする
- 漬物、味噌汁、ラーメンのスープなどは控えめにする
- 野菜、海藻、きのこなど、カロリーの少ない食品を増やす
- アルコールは量を守り、飲み過ぎを避ける
薬物療法
- 運動や食事の工夫だけで血圧が目標に届かない場合に薬を追加する
- 血管を広げる薬や、腎臓からの塩分・水分を出しやすくする薬などを組み合わせる
🧬 脂質異常症
病気の概要
血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が高い、またはHDLコレステロールが低い状態です。
動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
運動・食事療法
運動療法
- ウォーキングなどの有酸素運動を行う
- 階段を使う、少し遠くに歩いて買い物に行くなど、日常の活動量を増やす
食事療法
- 食べ過ぎを控え、適正体重を維持する
- 肉の脂身、バター、生クリームなどの動物性脂肪を減らす
- 魚、大豆、野菜、海藻、きのこを積極的にとる
- 揚げ物や菓子類、甘い飲み物を控えめにする
- アルコールは量を守る
薬物療法
- 食事と運動を続けても脂質が目標に届かないときに薬を追加する
- 動脈硬化や合併症のリスクが高い人では、早めに薬が勧められることがある
- 血液検査で効果や副作用を確認しながら、用量や種類を調整する
🍚 糖尿病
病気の概要
血糖値が慢性的に高くなる病気です。
進行すると、目、腎臓、神経、心臓、脳など全身に合併症が起こる可能性があります。
2型糖尿病では、生活習慣の改善が治療の基本になります。
運動・食事療法
運動療法
- ウォーキングなどの有酸素運動を行う
- 軽い筋力トレーニングを加えると、筋肉量が増えて血糖が下がりやすくなる
食事療法
- 身長や活動量に合わせた適切なエネルギー量とし、体重をコントロールする
- 三食を規則的に、ゆっくりよく噛んで食べる
- 炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよくとる
- 甘い飲み物や間食、お菓子、アルコールの量に注意する
薬物療法
- 食事と運動を続けても血糖が目標に達しない場合に、飲み薬や注射薬を使用する
- 血糖値の状態や合併症、生活スタイルに応じて、薬の種類や量を調整する
