下痢
大抵の場合、感染症によることが多いのですが、食事の内容、排便状態、ストレスなどから来ることもあれば、大腸がんがあることもありますので、問診させていただき、検査を組んでいくこともあります。
🦠 感染性腸炎による下痢
診断
- 急に始まった水様便、腹痛、吐き気、発熱の有無を問診する
- いつから何回くらい出ているか、同じ物を食べた人の症状を確認する
- 脱水の有無を診察し、必要に応じて血液検査や便検査を行う
治療
- こまめな水分と電解質の補給を行う
- 食欲が出るまでは消化の良い食事を少量ずつとる
- 整腸薬や必要に応じて下痢止めを使い、細菌が疑われる場合には抗菌薬を検討する
😣 過敏性腸症候群による下痢
診断
- 血液検査や便検査、大腸カメラで炎症やがんなど器質的疾患がないことを確認する
- 症状と経過が診断基準に合う場合に過敏性腸症候群と判断する
治療
- 腸の動きを整える薬や、便の硬さを調整する薬、整腸薬などを用いる
- 規則正しい生活、睡眠、ストレス対策を行う
- 食生活を見直し、刺激になりやすい食品や高FODMAP食品を減らす
🧬 大腸がん・ポリープによる下痢
診断
- 数週間以上続く便通異常、下痢と便秘のくり返し、血便や体重減少の有無を確認する
- 便潜血検査や血液検査を行う
- 大腸カメラでポリープやがんの有無を直接確認し、必要に応じて組織検査を行う
治療
- 早期のポリープやがんは内視鏡で切除する
- 進行している場合は手術、薬物療法、放射線療法などを組み合わせる
- 定期的な大腸カメラで再発や新たな病変の有無をチェックする
🌿 その他の原因による下痢
診断
- 発症時期、食事内容、飲酒、冷たい物の摂取、薬の使用歴を確認する
- 症状が長く続く場合は血液検査、便検査、必要に応じて内視鏡検査で炎症性腸疾患などを鑑別する
治療
- 食べ過ぎ、飲み過ぎ、脂っこい物、アルコール、冷たい物など原因と思われるものを控える
- 薬が疑われるときは処方医と相談し、変更や中止を検討する
- 脱水予防のため水分と電解質を補い、必要に応じて整腸薬などを使用する
